10/16
朝の7時にベッドに入る。猫のことばかり考える。
息が詰まる。涙ばかり出て寝れない…。
9時ごろにマンションの管理室に居るおじいちゃんからインターホン。
「探偵の領収書が落ちていましたよ」とのこと…。
夫は「領収書は貰った覚えがない」という…。探偵が捨てていったのだろうか?
丁度いいタイミングなので、おじいちゃんにマンション境内に
捕獲器を設置しても良いかうかがってみる。
直接の管理会社に相談してみないことにはなんとも…と、
管理会社の責任者の名前、電話番号をメモしてくれた。
おじいちゃんは、猫のことを心配してくれた。赤く腫れた私の目を見て、
「寝ていないのでしょう。思いつめすぎないように」といってくださった。
体調が悪い。全身の倦怠感と咳。風邪?
ポスター貼りと捜索を夫に任せ、ベッドに横になる。眠れない。
ベランダにはもう居ない。猫が自力で上がってこれる高さではない…
設置しているものを片付けようとしたが、ベランダを見るだけで辛くなる。
結局ベランダの片付けはできなかった。
完全に外に出てしまったので、保健所と警察へ連絡。
19時ごろ、猫探偵の塩谷さんからTEL!
心配していただいてのことだった。
探偵はキャンセルし、引き続き自力で捜索していることを説明。
こちらの住所から航空写真を見て猫の行動パターンを予測していただき
餌場作成や捕獲器を設置する際のアドバイスをいただく。涙が出る。
引き続き探索…
居た!
昨日見失ったところに居る。
警戒している…すごいポーズ。
ちゅーるを持ちながら声をかけ、近寄るも逃げられる…。
塩谷さんからアドバイスを頂いたとおり置き餌装置を設置して様子見。
明日はamazonで購入した捕獲器が届くはず!
10/15
敷居の下から隣のベランダへ逃げられるので、敷居の下を塞ぐ罠を設置することに。
ヒモでコルクボードをつるし、ヒモを切ると下にスコーンと落ちて
隙間がふさがれるという仕組み。
監視カメラで猫がこちらのベランダへ来たのを確認し、
餌を食べている隙に罠を発動。罠は成功!
逃げ場をなくしたところで猫へ近づく!
…が、今度はベランダの柵を乗り越えて
下へ落下。完全に「脱走」してしまった…
状況が悪化。激しい後悔…
完全室内飼いのうちの猫が、ベランダの高い柵を乗り越えることはないと
たかをくくっていた…!相手は猫なのだ。本気になれば、そんなの軽々と
ジャンプして乗り越えられると解っていたのに…解っていたのに!
すぐに外に探索に出かけ、2h探索。見つけるも逃げられる。
さらに探索。見つけた。一定の距離で見詰め合うが、距離を縮められない。
どうすることもできない。どうしよう…。その場でふせぎこむ。
見かねた夫がK社の探偵へ依頼。深夜だったが、TELから2時間ほどで
探偵が捕獲器を持参して到着。浮気調査が主な探偵ということ、
迷い猫に関しての知識がネットで少し調べれば出てくる程度のものしかなく…
ネットで知識をあさりまくっていた私にはどうにも私は信用できず…。。
探偵はすぐそこに居る猫から目を離し、さらにその場を移動。
そこで夫に契約書を書かせる。
案の定目を離している隙に猫が移動!!
どこへ行ったか解らず…。
とりあえず探偵は、先ほどまで居たところに捕獲器を設置。
そして探偵は「ちょっとあたりを見てきます。
もし見つけたらその場で捕まえてもいいですか?」
と素手で捕まえようとする…?!飼い主でも捕まえられないのに…
素人が猫を素手で捕まえられるわけがないよ~~…。
10分ほど探索するものの、結局猫は見つからず。
捕獲器に掛かるのを待つ+5日の調査とのことで今日のところは解散。
時刻は0時を過ぎたところ。今から猫の活動時間なのに…解散?!
家に帰宅し、どうしても探偵を信用しきれず…。
ネットで情報を漁っていると、猫探偵の「塩谷さん」に行き着く。
…いてもたってもいられず、深夜だが失礼を承知で連絡。
うそ!出ていただけた!
塩谷さんは、ペット専門の探偵以外はペットを探すのに向いていないので
キャンセルしたほうがいいということ、ペット探偵でも詐欺まがいの探偵が多いこと、
ポスターの作り方や捜索の方法など…無料で長々と相談に乗っていただいた。
家が東北ということで、塩谷さんへの捜索依頼はやんわりと断られてしまったが
本当にありがたかった…。即、最初に来て頂いた探偵はキャンセルした。
塩谷さんからのアドバイスを元にポスターを作り直し、ポスティング。
使用済みの猫砂を熱湯で溶かし、こした水を周辺にスプレーする。
さらに、捕獲器の購入をしておいた。
10/13
とりあえず、近隣のベランダにお邪魔してるなら迷惑よねえ…
一度謝りに行かないと…。と、お隣さんへピンポンするも反応なし。
うーーん…しゃあない。
とりあえず、ベランダに昔使ってたwebカメラの線を延ばして
PCでリアルタイムモニタを試みる。
何度も姿を見かけるが、少しでも近づくと逃げられる。
ジキちゃ~ん♡なんて猫撫で声を出して落ち着かせようとする作戦も…ダメ。
片方の猫が脱走しないように別の部屋に隔離して、
窓を開けた状態で就寝。寝ている間に家に入ってこないかな~という考え。
少しでも物音がするたびに
「かえってきたんじゃないか!?」と思って全く眠れなかったけど…
結局、この日も室内には入ってこなかった。
10/12
「猫 脱走」とグーグル検索し、ありとあらゆる情報を収集する。
まず私がインターネットを通して行ったのは、ツイッター。
プライベートなアカウントとは別に新たにツイッターアカウントを取得。
ジキル捜索の依頼を拡散希望としてつぶやきをあげる。
ああ…常々迷い猫犬の捜索系のRTを見ていたが
まさか自分が行うことになるなんて…!
次に猫捜索系の掲示板に書き込み。
探してみると結構あるものだ。
そして得た知識を元にポスターを自作してみる。
どこへ貼るかとか、どうするかとかはまだ考えていなかったけど
とりあえず必要になると思って作っておいた。
昼、マンションの管理室に居るおじいちゃんへ猫を見ていないか聞き込み。
一年ほど前は見たけど最近は…とのこと。ベランダからの脱走なら、
敷居の下を通り隣の家のベランダへ移動しているのでは?とアドバイスを頂く。
なるほど…?下に降りたと決め付けていたが、その可能性も…。
早速隣の住民にピンポンする。ビンゴ!!
ベランダの敷居の下を通り、ベランダ内をうろついているとの有益な目撃情報が入る。
マンション境内を捜索しても見つからなかったわけだ~。
保健所や警察に連絡しようとしていたが、一旦ストップする。
すぐに自分の家のベランダに水、餌を設置。様子を見る。
隣のベランダの敷居の下からこちらのベランダへ移動する…ジキル!
も~心配したんだからね!早く帰ってきて!と名前を呼び、近付くも…
隣の家のベランダへと逃げてしまう。
ええ?!なんで!!どして!!
外に出てしまった猫は、飼い主のことすら怖くなる…と。
なるほど。じゃあ私のことも怖いのか…。
どうやったら家の中に入れられるんだろうなあ~と考えながらも
ベランダ内に居るという事実で一安心し、楽観的になっていた。
10/11
10/11の昼、一匹猫が居ないことに気付く。
2匹猫を飼っているが、片方の猫は居る。
居なくなったのは白いほうではなく、キジトラのほう。
名前はジキル。
この日の深夜~早朝に掛けて、喚起のため窓を開けていたので、
そのときに窓から出て行ってしまった可能性がある。
マンション2Fなので、下に落ちてしまったのではないか?とマンション境内を捜索。
迷い猫の探し方をネットで調べながら、夕方・深夜・早朝と時間帯を分け各1hほど。
名前を呼びながら練り歩くも見つからず。
これまで何匹か猫を飼ってきたが、全員室内飼いであったため
飼い猫が脱走することははじめてだった。
「脱走した」…そんな実感がまだ得られないまま、悪夢がはじまったのである。